こんにちは、こあいざわです。
今日はクロス(壁紙)の貼り替え時期についてお話しします。
小さな子やペットが居たり、ヘビースモーカーのお宅だと
壁は汚れやすいもので、新築から10年位すると
「ちょっと汚れてきたね」という感じで
気にはなってきますね。
だけどそれで家がどうにかなるわけでは無いし、
健康不安もありません。
ま、特に何も損が無いわけです。
「じゃ貼り替えなんて必要ないね」
はい、おしまい。
じゃなくて、そんな状況でも「貼り替えなくっちゃ!」って
思うときがありますよっていうのが言いたいんです。
私は「貼り替えしませんか?」っておすすめする立場ですが
ここではお客様ご自身が「なんとかしなきゃ」って
行動する時はいつなのか?
ご依頼いただく「3つの動機」をご紹介します。
私がお客様の部屋を見せて頂く際に、時々
「壁紙って何年毎に貼り替えるの?」
と聞かれることがありまして、その時は正直に「汚れたな、傷んできたな
と思ったらでいいんじゃないですか?」とお答えしています。
だってそんな律儀に「10年経ったから貼り替えね」なんて言われる方
会ったことありませんから。
ただ、ここからが本題なんですけど、
今の住宅って昔の様にたくさんお客さんが出入りすることは
あまりありませんよね。
それこそ盆と正月は親戚一同が集まって…てなことも無いかな?
昔は親戚でも集まるときは掃除に加えて障子を張り替えたり、
まれに畳の表替えくらいはしてたかと思います。
やっぱり身内とはいえ、外からくる人には「ウチはいつもきれいだよ」
って少しでもいいところを見せたいわけです。
今の時代、どんな時がそういう気持ちになるのか?
先程「3つ」と書きましたが
「2つと1つ」といった方がいいかもしれません。
前置きが長くなりましたが…
私がお聞きした中で特に多い、クロスを貼り替えたくなる動機です。
その① 家庭訪問
やっぱり子供の担任が来るからにはいいところを見せたい!
普段口にしないようなお茶やお菓子をこれまた特別な器で
お出しする、そこに汚れたり破れたままの壁では格好つきません。
「後で子供を見る担任の目が違うんじゃないか?」
「壁が汚れてたらいずれ遊びに来るであろう友達からもイジメの原因…
いや、それは考えすぎ?」
なんて心配をして、「先生をお通しする玄関、廊下とリビングだけ
貼り替えたいんです」と言われます。
その② 子供が結婚相手を連れてくる
結婚相手が初めて家を見たときドン引きされたらどうしよう~
傷んだ壁が原因でせっかくの縁談が破談にでもなったら…
これはさっきの先生よりも緊張するかもしれませんね。
心配性の親御さんはやっぱり「玄関廊下とリビングだけは
きれいにしとかないとね」とクロス貼り替えをご依頼。
「いや、待てよ。ドア開けたとき、ギ~ってなったら恥ずかしいぞ、
お化け屋敷に入るんじゃないんだからな、
かっこいいドアに、しかも威厳ありそうなのがいいな」
で、ドアも交換。
これで安心かと思いきや、
「緊張しすぎてトイレ貸してって言われたら、あ~っっっ」
トイレリフォーム。
「酔って泊まって行くなんてなったらお風呂も?」
ユニットバス交換。
かくして一階はフルリフォーム、なんてことに…
いや、これは冗談ですよ。
将来を決めた仲なら最初からかっこなんてつけちゃダメですよね。
気持ちはわかりますけど。
お客さんじゃないんだから、リフォームするなら
ありのままを見てもらってからでも遅くないと思います。
その③ ご主人(奥様)が亡くなった後
これですね、先の2つとはちょっと動機が違います。
二つタイプがありまして
「思い出はそのままに、部屋をきれいにして遺影を置いてあげたい
リフォームすると悲しい気持ちも癒えるような気がして」
という方と
「今まで我慢をず~っとしてきたんだ!自分の家だからと部屋で
タバコ吸っては汚す、酒と趣味にはお金かけるのに
家のリフォームなんて何より後回しにする人だった。
わたしはきれいな住みたいの!引越しするのも大変だから
遺産でぜーんぶ取り替えてやる」
とまあ、こんな方もいらっしゃいます。
先の2つと違って
人からどう見られたいかっていうより、これからの人生が
気持ちよく過ごせるように自分の為にリフォームします。
あ、でも、これって
結局みんなが通る道なのかもしれませんね。
人の為、自分の為、どっちでも
リフォームは人を元気にさせます。
だから、上の3つに当てはまらなくても、
クロスは貼り替えてみましょう。
占いとか風水の類ではありませんが、リフォーム後しばらくして
訪問すると、みなさんとても元気になってますね。
それではまた。
ありがとうございました。